鉛筆と万年筆と三冠トリビュート

こんにちは、こんばんは、おはようございます。
しなっとしていたグリムスのズルガくんが
さっそく復活してくれて幸せな
おぺらお~です。

植物さんは素直ですね!今日は動物を呼びたいと思います!

まずかなりまえに紹介した古紙鉛筆のその後です。
PICT1543.jpg
コイツ↑(なにゆえパルジファル…)

こいつでのろのろとスケブをなぞってみたのですが意外とノリがいい!HBなのかいまだに謎ですがBの要素もしっかりと発揮されている頼れる鉛筆でした。

お馬の魅力
↑の(といっても加工してありますが…)ザイフェルトの着ているベストは古紙鉛筆で塗ってあります。

スケブはドイツで買ったスケッチ用ですが、H系の鉛筆を滑らせるとのっぺりとした感じで着色するのに対して、B系の鉛筆で塗ると紙の質感が浮かび上がるので、黒いものを書けばだいたいどちらのタイプか分かります。

それより気になるのは古紙からできた鉛筆を削るとどうなるのか…紙がぺろーんってでてくるのかしら?と思ったらですね。

PICT1818.jpg

ちりちり…

PICT1823.jpg

古紙新聞から出来ているので文字らしきものも…。
シュレッダーで刻んでしまった過去のようです。

はたしてこの鉛筆を使うことがエコアクションになるのかは分かりませんが、書き心地は悪くないので勿体がらずに1ダース使い切ってしまおうと思います。

もうひとつワタクシの大切な画材道具は万年筆ー!万年筆の液を爪楊枝に浸して紙を塗ると味が出ることを発見し、ペン先を使っているやら液を使っているやら、万年筆ブームです。


さて。前回のエントリーでちらんと書きましたが旧年12月7日、ペーター・ザイフェルト氏が正式にベルリンの宮廷歌人の称号を授与されたとのことでした。ときどきオペラ歌手の名前の横にみられる肩書KSはもちろん!ケイイチ・スズキの略ではなく(爆)、カンマー・ゼンガー/カンマー・ゼンガリンの略であります。反対に、「ムーンライダーズ SK」と書いてあったら、98パーセントは「ムーンライダーズ 鈴木慶一」の意でしょうが、可能性として「ムーンライダーズ 宮廷歌人」も疑らなくちゃいけなくて面倒です(は)

もとい。思い切り接続法Ⅰ式で書いてしまいましたが、授与式とその前の《タンホイザー》公演、幸運にも傍観&鑑賞することが出来ました。ベゼッツンク表にも授与式の旨が。「彼のParaderolleであるタンホイザーのあとに」と書かれていましたが、この「パレード役」というのは得意の役、さしずめ「十八番」ということでしょうか。

以降は鑑賞レポートとイラストなので折りたたんでおきます。
興味のあります方は下から!

O Fuerstin!
物憂い半武装

それでは
気の向くままに
こしこしに…
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2015/01/06(火) | おぺら | トラックバック(0) | コメント(0)

ジェフならしかねない!

こんばんは、おはようございます、こんにちは!
追記を確認しようとして
ついうっかり自分でブログの拍手ボタンを押したら
ドイツFCが出てきてさらにびっくりしました
おぺらお~です。

これは自分のアクセスでなくても
そうなるのかしら…
だからと言って
拍手してよ!
ではありませんが
気になる方は
確認してみてやってください。

あさってはMOTHER2の
お祝いだと言うのに
なーんにもしないで
《低地》の日本語いじくって
遊びほうけております。

チューリヒのDVDでは
カットされていた部分含めて
〈狼語り〉をすべて読んだら
やっぱりペードロVS狼は
ペードロが勝ったことが分かって
すっきり。
そうでもしないと
ご褒美に1ターラーもらえませんものね!

…とここで素朴な素朴な疑問。

1ターラーっておいくらぐらいでしょう?

マリー・アントワネットが
「パンがないならお菓子を食べればいいのに」
とのたまったことに注目して
当時のおフランスでは実際に
パンとお菓子どっちが高かったか
調べ上げたひとがいたそうですが
それと同じぐらいに素朴に気になってしまったのです!

ペードロくんが数週間寝たきりになるほどの
重傷を負いながらも
狼と命がけで戦った功労の銀貨ですので
おいくらなのか気になっても…
仕方ないよね、ジェフぅ!

おまけにペードロは
自分の血が付いた1ターラーを
初めての稼ぎとして勲章のように大切にしていて
その持ちネタおよそ4分で
つれない娘の気を引こうと
頑張るのですから…

し か し

ペードロにその銀貨を与えたのが
セバスチアーノと思うと
大したこともなさそうな
またカツオドリ並みのペードロを
だまくらかして
はした金を大金と偽って
ペードロに与えていそうで

気になっても仕方ないよね、
ジェフぅ!

…ということで
さっさとネットで調べてもいいのですが
面白くないので地道に換算

まずターラー(ターレル)は
16世紀から18世紀まで
通用したドイツ銀貨

なぜドイツ的な名前でない方々が
ドイツ銀貨一枚で4分あまり
盛り上がるのか
そこらへんは考えないこととしまして;

ペニヒを得られぬもの、ターレルを得ず
(小事もなしえない人に大事は成し遂げられない)
なる言い回しがあるように
ペニヒよりは高価な銀貨のようです。

で、この1ターラーはのちに3マルク銀貨
とのこと。
これはドイツマルクと信じてですね;

ユーロ導入時は
1ユーロ=1.95583マルク
の交換レートであったそうで
およそ1ユーロ=2マルク

…てことは3マルクは1ユーロ50セント
コーヒーがなんとか買える感じです;

ついでに1ユーロをおよそ130円と考えると
1.5ユーロは195円

はーい、きっすり!

チューリヒの演出では
50セント硬貨のようなものを
使っていたようにも見えたのだけれど;
せめてそれなら上乗せして2ユーロ使えばよかったのに;;

でも去年《マイスタージンガー》を観たときに
舞台設定はニュルンベルクなのに
立て看板にはスイス方言が書かれてあったので
ユーロ系統は使ってないかもしれませんね!
(裏側を見せてもらった限りでは
紙幣などの小道具も一応年代に合わせて
作ってあるみたいでしたが…)

うーん、でも;
戻って考えるにつけても
命がけで狼と戦ってその報酬はどうなんだろう…
なんて考え出すときりがありませんが
それよりもこの1ターラーでも
ペードロはマルタの心を開いたと
考えたほうがよさそう。

なんせ
マルタはマルタで
ペードロはお金欲しさにセバスチアーノの
作戦(=借金を返済するため
金持ち令嬢と結婚するにあたって
厄介者のもと乞食マルタを
よその男になすりつける)
につるんでいると思い込んでいるようなので
そんな彼女にとって
たった1ターラーだして誇らしげに4分も
持ちネタ展開するペードロは
「このひと金銭慾ないのかしら…
てことはお金で買われたわけではないのかしら…
てことは彼はセバさまの同業者ではないのかしら…」
てうつったはず。

野生の狼をやっつけたペードロが
人間の狼であるセバさんも
やっつけてくれまいか…
と期待するには
マルタは自分がペードロに抱いている
思い込みと言うのか懐疑を
払しょくしなくてはなりませんから
この1ターラーは
マルタがペードロもまたセバさまに
騙されている犠牲者の一人であると気が付き始める
そのきっかけになったと考えるのが
妥当なんじゃないかと思います。

やっぱりどっかの牢番が言っていたように
地獄の沙汰も金次第何だろうと思います;

可哀想なペードロくん。。
ペードロ本人にとって
1ターラーそのものは
猫に小判、
そこにマルタが絡んでくれる必要はなくて
彼にとっては
銀貨よりも
狼をやっつけ
小羊や殺された愛犬の仇を討った
功労そのものに感動してほしいのでしょうが…
少しずつマルタの心を開き始めると言え
この妙な温度差があったほうが
読んでいて面白いな、
と思いますです。

彼にとっては命と同じ重みがある
銀貨一枚なものだから
ペードロにとってそのたった一枚が
結婚記念の贈り物に
妻に捧げるだけの価値がある一枚なのでしょうね!

そんにしても
けっこう大切なシーンで愛を語るどころか
狼と戦った話をするって、
縁談の際に雌熊に襲われたことを言い出す
マンドリカかいな!と唸らさせるのですが;;

ペードロくんの場合は
なるほど狼のモチーフが
どのみちセバさまと重なるので
はずせない伏線となるのでよいのですが
マンドリカさんの対雌熊戦はなんなんでしょう;
(それも確か単に韻のために「雌熊」になっていた覚えが)

でもワタクシのジェフくんは
そこらへんまともに鈍い人推奨なので
やってしまうに違いありません。
そうしてトニーを苦しめるのだから、
ジェフは!


それでは
気の向くままに
たらたらに…

2014/08/25(月) | おぺら | トラックバック(0) | コメント(0)

ヴァルターさん

おはようございます、こんにちは、こんばんは!
や、おはようござんす、騎士殿、
少しは休めましたか、
夕べは遅くまで起きていたようで
よく眠れましたか?
と訊かれても
少しですがぐっすりと
とは答えられないおぺらお~です。
(まずお主はいつ騎士殿になった)

騎士殿と言えば《マイスタージンガー》、
ザルツブルクの録画のお陰でごひいきテナーさんの〈懸賞歌〉、
録音ふたつめ(日付違い)が手に入ったところで(ホクホク♪)
生でザルツブルクを聴いたときにすぐにでも確認したくなった
ザルツブルクのヴァルターさんと
天下のフォークト様の間に
どれぐらい
天の切れ端と完全なる覆いが横たわっているのか
zwischen beiden
ein Stückchen Himmel und die ganze Hülle liegt

を再度知りたくなり、
考えてみるとこの〈懸賞歌〉に限って
あまり聴き比べをしたことがないので
改めてナクソスミュージックライブラリーに
アクセスコーバ。

以下はちょっぴりワタクシの嗜好について
書きますので大丈夫と言う方のみ。

それでは
気の向くままに
ヘトヘロに…

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2014/08/18(月) | おぺら | トラックバック(0) | コメント(0)

補完終了(低地)

こんにちは、こんばんは、おはようございます!
2007年あたりの
バレンシアでのザイフェルトのフロレスタン(メータ指揮)
があまりに耳というのか
魂の虐待過ぎて
憐憫の情まで湧き起ってきます
おぺらお~です。。

去年末にヴィーンで聴いたときには
至って正常だったのに、ざいふぇると…。

さて《低地》の日本語訳が
大詰めを迎えました。

オットー・ジンガー編集の楽譜と手持ちの台本とDVDをすり合わせて
手持ち台本に欠けているセリフを確認、
とりあえずDVDで採用されている箇所を訳し終わり
これでひとまずは完成です。

楽譜には第2幕のヌーリのセリフや
〈狼語り〉も完全版で載っているので
読み込みたいのですが
かなり疲れてしまったので気力が回復するまで保留;
パッと見、どちらもかなり大切そうな内容なのですが…。

手持ちの台本はオペラガイドより。
プロローグは不足なしでしたが
第1幕では
モルッチョに詰め寄るペーパたちのセリフ一部、
ヌーリのかなり長めのセリフ、
マルタの結婚式前の嘆きの一部、
ペドロが初夜を前に「ボクは器用なほうではない」のたまうセリフ
あたりがすっこぬけており
第2幕はトムマーソに対するマルタの告白の一部、
ペドロをからかうペーパたちの嫌味の一部、

ペドロとマルタの二重唱がごっそり落ちてました;

これらの欠落はなにに典拠するものなのでしょうか。。


そして作曲家の特性なのか
〈狼語り〉などかなーり長いものを頑張って訳したわりに
音で聴いてみるとあっけなく過ぎてゆく妙な虚しさ(苦笑)
これヴァーグナーさんに任せたらおそらく10~15分ぐらいはかかりますことよ…。
(ヴァルターやベックメッサーの早口は若干度外視)

ともあれDVD版の訳語はどうやら完成したのでこれでひとくぎり♪
鉛筆ダコがまたある程度復活いたしました…。


それでは
気の向くままに
ぺどどろに…

2014/08/16(土) | おぺら | トラックバック(0) | コメント(0)

第2幕終了(低地)

こんばんは、おはようございます、こんにちは!
ごみ箱目がけてティッシュを投げたら
見事なる弧を描いて
ごみ箱を飛び越えてしまいました、
むなしいおぺらお~です。

ごみ箱が歩いてきてくれたらよいのですが…。

さて。
昨日第2幕マルタのバラードの前で止まった、
《低地》日本語訳、
本日ほぼ丸1日かかずらって
第2幕も最後まで届きました♪

いちどDVDでばっと観たときに
だいたいの訳は頭に浮かんでいたのですが
いざ書き出してみると結構大変…。

そして第1幕同様に手持ちの原文台本、
かなーり欠落があるでよ…。
ペードロくんとマルタさんのデュエットが
「神の御胸に寄り添って」
「行こう山に」

たったの2行
なわけないでよ(滝汗)

あまりネットで見つけた台本は当てにならないのかもしれません。
始めから楽譜を見ればよかった…。

ペドロくんは音楽の雰囲気はマンドリカにも似ている気がするのですが
キャラクタそのものはバラクに近いものを感じるのですよね。
マルタが振り向いてくれるまで辛抱しよう…と思っていたが
成敗するときはきっちり成敗する旦那!

…とカッコイイものを連想していたところに来て

「君はボクの心に魔法をかけたんだ!
ボクがどうしても解くことのできない魔法
ボクがそこから逃れようと思えば思うほど
深くはまり込んでいく魔法」

…てないかにもテノールにお約束なセリフが続いて
滑りましたともさ;

まあいいのです、ペドロくんは素朴な羊飼いだから。


セバスチアーノのタンツリートを
日本語でも韻を踏めるように
それっぽく訳そうかと思ったら
どツボに…
いや《低地》っぽく言えば
泥に足を取られましたです…;
慣れないことをしてはいけない。

そして比喩で「ぐず、間抜け」を意味する
Toelpelはもとは「カツオドリ」*

300px-Brown_booby.jpg
(画像元:ドイツウィキペディア "Tölpel")

ペドロ:
俺はもうお前(セバスチアーノ)がロッカブルーナの湖で捕まえようとしたぐずじゃないぞ!

ペドロ
俺はもうお前がロッカブルーナの湖で捕まえようとしたカツオドリじゃないぞ!

ロッカブルーナの湖にカツオドリがいるのかどうかわからないけれど
妙に通じてしまう自然児ペドロくんのセリフ**

ぐずや間抜けとゴロを合わせるなら「アホウドリ」のほうが
しっくりきそうなのですが
カツオドリとアホウドリは科が違うのでかなり力技;
(ベックメッサーの〈懸賞歌〉の〆
wie Frucht, so Holz und Pferd
でFrucht=実、Pferd=馬でゴロを合わせようと
「馬酔木の実」と訳してあるのに通じる何か…・苦笑)


脳内では

ペドロ:
俺はもうお前がロッカブルーナの湖で捕まえようとしたアホウドリじゃないぞ!

で読み流しておきます*


第1幕にもペドロのセリフには
「群れ」とか「馬への掛け声(日本語で言うところの「ハイヨー!」?)」
が出てきていましたが
山育ちのペドロのこういった言い回しはきっと意図されたものなのでしょう。
ちょっとした田舎弁というのか…。
読んでいてほっこりします*


それでは
気の向くままに
かつをとりに…

2014/08/15(金) | おぺら | トラックバック(0) | コメント(0)

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