レクト・ベルソさんのライブパーティLiebReport

※8月23日加筆修正済み

感動冷めやらぬうちに…
去る8月19日、Recto Bersoさんのアルバム『Nice To Love You』発売記念ライブパーティに行ってまいりました。

会場は恵比寿の駅近く、落ち着いた雰囲気のバール。ビールが世界一おいしい!とのこと!

ビットールさんプロデュースのミュージシャンが恵比寿でライブ…いかんせん、ビットール本人が(私にとって)恵比寿さまなので妙な錯覚を起こしてならんです♪

ともあれ、レクベルさんのライブ!と浜松から在来線を乗り継ぎ大急ぎで東京へ!が…湘南新宿ラインで恵比寿に向かう途中、あと一歩のところで山手線内で人身事故…湘南新宿ラインも停止!あわわ…と思っても仕方ないのでま、なんとかなるでしょ~のホッサン哲学で構えていたらほどなくして動きだしました。。

まえに錦糸町でコンサートがあった時によりにもよって総武線内で人身事故がおこってにっちもさっちもいかなくなったことがありましたが、恵比寿は幸い、山手線以外にも電車やバスが通っていてよかったですな。。通過する路線が少ない駅周辺にはコンサートホールをつくってはならん!と強く強く思いますです。。

なんとか恵比寿につきまして、ビットール像もとい恵比寿像を拝みながら会場をさがして右往左往;;偶然、西中さんと出くわし事無きを得ましたです…(たしか横浜の某ライブで初めてお会いした時もライブハウスの入口お訊ねした覚えが・滝汗)問題は私が、4階であるところの会場を2階と勘違いしていたことにありました。もうだれか、この古典的なアホをとめてください…。

さて会場は、上にも書いたとおり、おしゃれでステキな雰囲気のこじんまりしたバール。空気感もいいし!どうしてビットールさんおよび彼の門下はこうもムーディなところでライブをなさるのでしょうか。センチメンタルど直球です*

そこで缶バッチをいただきます…!
ををっ。これでまた筆箱に箔がつきます。(現時点でvalbのロゴバッチとCTO LAB.のロゴバッチ装着済み)valbとりまきのいつもながらささやかなおくりものに、飾らない気品を感じます。

そしてせっかくなので「世界一おいしいビール」を!ベルギー産の白ビールをいただきました。しかし一気に飲むと酔いがまわって<ビットール讃歌>を始めてしまう私なので…一気は古いぜ メートル上がって 飲み干さないのが通よ~!コップは大ですがちびちびと口をつけつつ、開演を待ちます。

開演!♪わたしまーつわ♪が流れる中、8月8日にアルバムをリリースされたRecto Bersoさんの入場です!

まずはアルバム一曲目の
《Maria》
これが流れると、レクベルさんのライブが始まったな!と気持ちが高ぶります。エレキとアコギのギター2本+オーケストラとお2人の絶妙なボーカルでこれだけの音楽が紡ぎだせるなんて!今日は会場もせまくて音が反響しやすいし、お客さんと演奏者の距離もすごく近くて、ライブの圧力がぐいぐいっヴワっと迫ってきて…。どちらかといえばエネルギッシュなこの歌を前にうっとり敬虔な気持ちでいっぱいになりました。

曲名は聖母マリアさま、あるいはテノール歌手ペーター・ザイフェルトの奥方のミドルネームでありますが、この曲を作曲された西中さんは「マリー・ぱむぱむ」さんを想ってこの曲を書かれたそうです。(い、いまさら聖母マリアはもとより、ペトラ・マリア・シュニッツァーとこの曲を重ねていたなんて、い、言わないよっ!重ねてたけど!←)そのマリーさんは今日ボランティア?で受け付け担当!カウンター越しに清純なるエリーザベトが微笑んでいます♪

お次は
《Vision》
曲想がかわります、この曲を聴くといつも私は元気と前向きな気持ちをいただくのですが、映画やドラマの主題歌にもなりそうな、歌詞も素適だしギターの響きも耳に心地よくてまろやか。この曲の歌詞は、アルバムのタイトルでもある"Nice To Love You"から始まるわけですが、英語だとこの"You"が敬称なのか親称なのか、単数なのか複数なのかわからない。そのあいまいさが英語のもつ魔力、「あなた」「きみ」「あなたたち」「きみら」…いろいろに解釈できます。なにせ「ビジオン」、素適な計画なのだから!
秘密は多いほうがウキウキドキドキします!

…だけど今宵は、このYouは会場に集まったお客さんに向けられたYouなんだろうなってそう体に、心にしみて思いました。


ここでMCです。
まず、Recto Bersoはセクシーさが足らん!と…;え、春木さんのあのだみは官能表現じゃなかったのですか?!(官能とセクシーは大分違うぞ…)
たとい聖母でないと言え、マリアさんの歌を歌うお2人にセクシーはなかろう、うん、なかろう!!どうしてもというなら、ヴェーヌスを讃えていただくとか…!

げふん。。

そして次の歌は春木さんが以前飼っていた小鳥を想って書いた曲。
ちょっと昔。巷では「手乗り文鳥」が流行っていたそうな。
(最近の流行りはもちろん、テノリエリですよね?!←)

そこで春木さんも文鳥を飼って手乗りにしようと思われたそうですが、
ここはマーフィの法則。
小鳥屋に行ってもなんせブームなので文鳥はうりきれ。すると小鳥屋のオーナーは「文鳥はないが十姉妹ならある」と言い張ったそうな。
十姉妹といってももちろん、イヤミとかでなく…「十姉妹」。
そのうちに春木さんも根負けし「手乗り十姉妹」に挑戦してみよう!と決意。
しかしやはりマーフィの法則…。
結局十姉妹は文鳥ほどなつかず、手乗りにはならなかったそうで、最後は猫に食べられてしまった…とのこと。

春木さん:なかなかわかんないでしょ、猫に食べられるなんてそんな経験したことない人には!

…!

ワタクシ、フランス語についてはよく知らないのですが、少なくとも、ドイツ語では猫は「女性名詞」で鳥は「男性名詞」なんですが、つまりは「猫が鳥を喰った」というのは、それは「女が男を喰った」ということでしょうか…

うーんっ!その経験はなかなか難しいです。。

そんなわけで、「鳥が行っちゃった」という曲です。

《My Bird Has Flown Away》
そんな愛鳥を想っての哀弔歌だったんですね…。
なるほどたしかに哀調を帯びた旋律です。
Maybe she's gonna come back with something good someday
まさか死別とは思わなかったので、この歌詞、けんか別れでもしたのかな?ぐらいに愚直に考えていましたが、曲の書かれたエピソードを知ってしまうとなんて哲学的…。

それにしても。

よかったですね!小鳥屋のオーナーがなにかジョークでもかまそうとして
「手乗り白鳥」を薦めなくて…!!(※ローエングリン伝説的ななにか)

でまあ教訓:「一度決めたことは最後までなにがなんでもやり通せ」

う、うん…いままでそれを破って、最後の最後に切った馬が連に絡んで何度、一攫千金逃したことか(そういう卑近なたとえをするな・怒)

教訓、しかと肝に銘じます。


そして「業務連絡」。

突然、親方(=ビットール)に勝るとも劣らない勢いで、西中さんが「今日ここでオレたちが演奏することで、日本のこの負の連鎖を止めて行くんです!」
と熱弁…!!

そ、それはつまり、ライブの音楽を聴いて、なにかしらお客さんには持って帰ってもらいたい。そしてそれを日常の中で、社会の中で、学校の中で、ネットの中で、少しずつでも世の中に還元していってもらいたい。一人でも多くの人が、自分たちのライブを徹して伝えようとする「なにか」を共有しあい、それとなく、もしくは真剣に、それと向き合ってほしい。

音楽の、ライブの効果は、ライブハウスを離れた後も続いていく…

そ、そういうことでせうか。。

でもわかるような気がします。音楽って、その抽象的な性格がゆえに、言葉で書かれた具体的な歌詞よりも古びることがないと思うのです。もちろん、感じ方は人それぞれだけど、言葉よりはるかに、年代を、時代を、そして国を超えて、共有されうるもの、それが音楽なのではないかと思います。それで、シンガーソングライターの目指すものって、音楽と歌詞とを対等に融合させて人間や世界の真の姿を描き出す、言いかえれば音楽の持つ抽象的なリアリティと、歌詞の持つ具体的なリアリティとを己の視点から交差させることで新しい歌を創造していくことなんだろうって。レクベルさんの歌が素晴らしく感じるのは、2人がそんなシンガーソングライターの使命めいたものを、しっかりと受け入れ背負って、作詞作曲に勤しんでいるからなのでしょう。

もうひとつ、私の心を突き動かしたのは、西中さんの「今日ここで」って言葉。
西中さんの意に沿っているのかわかりませんが私はふと考えたのです。

テクノマイスターで打ち込みなんてお手のものなビットールさんも限られたレパートリーでもライブを大切にする。一度プログラミングされ、保存された音楽を生でもう一度演奏するなんてなんだか滑稽ですが、その実その音楽はコンピュータにあらかじめ取りこまれ、どこでどう聴こうが同じに聴こえる音楽じゃない、空気を通して、会場の雰囲気で、お客さんと奏者の間の微妙な呼気の流れで2度と聴くことはできない音楽へと変化し、昇華していくってことをビットールさんはよく知っているのだと思います。

そしてライブは、音楽を演奏している人とその音楽を聴いている人がお互いに「生きている」ってことをアピールし再確認する場、それも当り前に…。

でもお互いに「生きている」なんてことホントに当たり前なんだろうか??とも考えさせられる。だって、弾く方も聴く方も生モノなんだから…。生モノなゆえに、弾く方はその日のコンデションでベストな演奏ができないかもしれないし、聴く方も思う存分音楽に浸ることができないかもしれない。それをすべて当たり前のように受け止めて、咎めあうこともしないで、喜怒哀楽を分かち合うのがライブ。ライブの「いま」はとりもどせない。だって、ミヒャエル・エンデの『モモ』に出てくるクイズのように、「いま」はみようとしても見えないし、その場で「過去」になって出て行ってしまいすぐに「未来」がやってくる。

「いま」鳴っている音楽は、息遣いは、感慨は、あっというまに「過去」になってもう永久に戻ってこない。

でもその代わり、その「過去」は演奏者と聴衆両方の記憶になって胸の内に積み上げられていく。そしてそのライブが録画されてあとでDVDになって、それを観ることで積み上げられた「過去」の記憶が思い出されても、もはやそれは標本のようなもので、ライブの追体験には、いやもっというと追体験にすら、ならないような気がする。

こうやっていろいろ考えてみると、思いこみやすりこまれた一般常識を再考させる、それもライブのもつ魔力であり魅力なんじゃないか。

ライブの音楽、
唯一無二の音楽を、
ライブの持つパワーを。

きっとビットールさんが最も大切に思っているそれを、レクベルさんは受け継いでもっともっと広めてくれる、ライブっていう「奇跡の場所」を最優先にして下さる!なんてファン心に思いましたです*

なんて素適な計画なのでしょう!!
(まてもう《Vision》は2曲前に終わったぞ)

そして…あまりに個人的な問題ですが、日本の負の連鎖と一緒に、レクベルさんが私の負の連鎖も止めてくれるんじゃないかってすごくすごく本気でまじめに、そして切実に思いましたのです。

私の負の連鎖…。西中さんの言葉に、いままで怖くてあまり口にできなかった自分の厄病をここに書いて、それに見切りをつけて、気持ちも新たに前を向こう!と決心。不吉なことも書いてしまいますが、ご容赦ください。超個人的なことを自己鍛錬すべく書きますので読み飛ばしOKです。

私にはどうも悪い星が回っているらしい。

ムーンライダーズは4年で。
nAoちゃんは数カ月で。

私が聴き始めるとみんなどこかに行ってしまう。

ドイツまで行って聴けずじまいに終わったオペラ歌手がいる(実はさっき名前がでてきたけど)。

極端な話、私が聴き始めて惚れたとたんに亡くなってしまった歌手までいた。


彼らみんな、いろいろなニュアンスでライブの価値を私に教えてくれたけれど、私としてみれば怖くて仕方ない。自分がとり付くと相手の首を絞めはしまいか。

人だけじゃなくて…

私が行ったことのある映画館は3つ中2つ閉館した。

ブログペットなどのネット上のサービスも私がユーザー登録すると軒並みサービス停止になる。

私の中の負の連鎖…。新しいことに手を出したいけれど新しいことを始めたらそれは破滅のはじまりなんではないか?という恐怖。ライブに行きたいのに、生であの人を拝みたいのに、それをしたらあの人は、もう私の手と耳の届かないところに行ってしまうのではないかなんて被害妄想。だから私は次第に「保守的」な人間に凝り固まっていた。

でもそれもいよいよ限界になって、太宰治の『トカトントン』まではいかなくとも、この恐怖や妄想が耳鳴りに近い幻聴になってここ2カ月ほど私をずっと苦しめてきた。

でもなんだか、西中さんの言葉に自分が救われたような気がして…*
彼の切実さがど直球で私の胸に刺さって。

くよくよするのはよそう。悪い方に考えちゃうからきっと不可抗力も安心して私に働きかけるんだろう、なんて。

負の連鎖なんてものは断ち切られるのをただただ待つんじゃなくて、自分からアクションを起こして断ち切っていかなくちゃいけないんだってやっとわかりましたです。

またしても茫洋の嘆き…!

そこでまずはですね…先ほどの春木さんの教訓も受けまして…

来年1月のチューリッヒ歌劇場の《タンホイザー》だけは、もう絶対に行くと決めて諦めないことにします!いったんは行けずに終わったあのテノール歌手の甘く空虚な美声。絶対に生で浴びて浸っておぼれてやる!なにこのいまだかつてない自信!!

レクベルさんにはもちろん、あのテノール歌手にも金輪際この悪い星は飛ばさないっ!絶対に!!


さて!!


話がものすごい勢いでずれていく私の脳みそを取り残し、レクベルさんの次の曲は《Hum Together》

レクベルさん行きつけの美容院がHumという名前で、そこの20周年をお祝いしてプレゼントした曲とのことです♪

ハムっていうとハムサンドのイメージですが、ハミングするのハムです、とは春木さんの弁ですが、私にとって「ハム」というと、サミュエル・ベケットの戯曲『勝負の終わり』に出てくる、どこかしら「ハンマー」と思わせるめくらの老人「ハム」のイメージで(以下強制終了・怒)

…がしかし。

この《Hum Together》のオケがなかなか流れてこない。
…慌ててうちださんが飛び出してきまして、
「西中さんのメモには『オケなし』って書いてあるんですが;;」
「『オケなし』って書いてあっても『オケあり』なんだよ!」by西中さん

これは…っ!
レクベルさんオリジナルのクオリティなのか
「テクノはピコピコじゃない!」と言い張るビットールの不思議発言が伝線したのかどっちなのでしょうか。。

それとも両者の融合でしょうか;

いずれにせよ私のツボど直撃で…呼吸するのが辛いですっ下腹部がっ!!

あわてて「土下座」する西中さん…。

いやね、このハプニングがライブの魅力なんだと私は去年の楽器フェスあたりから想い始めてきたのですよ!先の「業務連絡」を受けてのこのパフォーマンスにむしろ心から拍手したいぐらいなのに!

それなのに!

土下座なんてどうかしないでくださいまし。。

仕切り直しまして…。

《Hum Together》
この曲は5月の終わりぐらいに代々木で初めて聴いた曲でそれ以来私のお気に入りなのですが、なによりかわいらしいのがハミングの音♪
目をつぶって聴くとよくわかりますが、レクベルさんは常に「音で演技」しています。思い入れのある2つのギターの音色はなるほど幅があって、色どりがあって、感情も豊か。でもただ弦をはじくだけでは出せない微妙な音や、ギターでは出せない微妙な音を、繊細な指遣いと2人の喉で弾き出す。それも絶妙なタイミングで。この音はここで響かないと意味がないってことを2人の指と喉はよく知っている。そしてこの音をここで響かせないと意味がないってこだわりが2人を通じて伝わってきます。

楽しいハミングが終わって次は
《She Said So》
(だったと思うのですが;これアンコール曲ではなかったですよね…;)
こちらはディスクユニオンの、岡田徹3点セット購入者についてくる特典CD-Rに
収録されている曲。ライブでもよく演奏されている曲。とうとう勢い余ってスピーカーの上からドリンクが落下!気合が感じられます!
この曲も手拍子からハモリが入って、レクベルさんならでは。
さらにはオケのギターの響かせ方がどことなくビットールテイストの片りんを思わせて*短くてさりげない曲ですが、それゆえに豊富な音色が凝縮されています♪

特典CD-Rといえば、そこに収録されているフランス語の曲《Je Diais》!
フランス語はドビュッシーのオペラや歌曲を聴くにつけてもメロディに乗せるのがなかなか難しいんじゃないかな、と思ってしまうのですがみごとに歌い上げられていてうっとり*どことなく、ルイ・フィリップの音楽を思わせるのも、ルイ・フィリップってたしかフランス人でしたよね!!

ここでビットールさんの紹介です。
今日は休養(違いますっ・涙)急用で会場には来られなかったそうですが、昨夜打ち上げがあって彼も参加されたとのこと。

そのときに撮ったお写真をレクベルさんがネットにあげたところ相当ヤバかったそうで、岡田さんからかなり切羽詰まった「削除してくれ」要請が連発したそうです。。

岡田さんはご自身の写真写り、すごく気にかけてますものね。
(とりわけ首回りが…でも彼の喉には彼の闘病の跡があるはずなのでとやかく言えないのも確か)お陰で彼の写真は、どれも抜群にカッコよく写ってます。捨て曲ならぬ捨て岡田写真はまずないです(笑)

…しかし私の理想の岡田さんはあくまで「大福もち♪」あのふんわりした喉というのかあごが大切なわけで。

岡田さんの写真を模写するときはいつもあごを逆整形しなくちゃならんので苦労です(苦笑)

しかしどうやらレクベルさんの話やビットールさんのその必死なご様子から、ビットールさん、立て続けの新譜ラッシュ&プロデュースで疲れてげそってことはなさそうですね!!ビットールさんにとってはホント申し訳ないし、大変いい迷惑と知りながら、でも私としてはやっぱり、彼には痩せないでいてもらいたいのです♪♪

やっぱり彼は大福もち!でかつ恵比寿さま!です♪


そんなビットールさんもソロアルバムをリリースしまして、
今度こそちゃんと業務連絡。

10月14日に、ビットール&くじらさん&白井ばんちょと、新チロリンのライブに
Recto Bersoも参加します!とのこと!

その告知あったとき、
私は例によって己の負の連鎖について悶々と苦しんでいたんだけど、
だーけーど!
「オーパスみんなが揃うようなライブ(=めったにナイト第2弾)、考えて下さいね!」
と、1月に調子こいてビットールさんにリクエストしてしまった手前(苦笑)心痛を忍んで予約!

整理番号はばらの2番です*

それにしても9月9日は流れたのか…??
手帳に赤マジックで「岡田徹@サラヴァ東京」って書いちゃったんだけど!!
↑こういうことにはホント愚直な私;(騙されやすい人間です)


ビットールさんもレクベルさんのエネルギーにまだまだ負けていられませんな。

青春からはるかに遠ざかった人に
どうやって青春の似姿が捉えられるのか。
それは青春を鮮やかによみがえらせる努力をするから。
そして春から遠ざかった隠者もまた
若者をプロデュースすることで
若者に歌の新しい意味を説いてもらおうとする…

がんばれ、レクベルさん!!

そして最後の曲です。
《For The Day, All Day》
この曲。。多分私、一度として正しい曲名書けたことなかった気がしますが…←
雨が恋しいこの季節。でも曲の歌詞としては雨の時期を思って秋か冬に唄うにばっちりな切ない歌。アルバムには歌詞対訳がついていますが英語で自分の訳で読むのが一番のように思います。曲想も歌詞も大好き…雨も大好き…。
どことなく私の座右の銘である
"You can take a horse to water, but you can't make it drink."
をも彷彿とさせる。

切なくてロマンティッシュな恋の歌…ビットールさんの曲にも感傷的な惜別の歌が似合いますが、それだからかより一層、レクベルさんの唄うこの曲も私の心の竪琴をポロポロとかきなでて行きます…。


ここからアンコールコーナーです。

ここでまた西中さんより意味深な発言が。

ビットールさんはCTO LAB.のライブでアンコールを廃止したけれど、自分たちはそんなことはしない。ホントにそのミュージシャンの音楽を聴きたければ拍手してアンコールを希望すればよいし、聴きたくないなら拍手しないで態度で示してほしい!

ビットールの思想の森に生きる方々はみんな心が強くて、ぴりっとワサビのきいた提言をされる。

ビットールさんが「退場するとテクノっぽくないのでアンコールは退場なしでやります」というところからアンコール廃止に方針を向けられたときは、テクノ機材の技術的な問題もあるのかな?とも思ったのですが、それよりむしろ彼の意図は「マンネリ化して制度化したアンコールに自分たちは甘んじたくない」という方にあったのだろう。自分たちの提供できるすべてをボクらは短いライブのあいだに提供するから退場と拍手でライブの流れをぶつぎりにしないでボクらの提供する音楽一曲一曲に真摯に向き合ってほしい。そんなメッセージに思われ、かつ「制度化されたアンコール」へのアンチテーゼがまるでビットールさんの遊び心をまとってスパイスのように効いていて私は彼に大賛成なのですが、
(だってここで私ひとり拍手しなくたってあんたたちまたどうせ出てくるんでしょ?って思っちゃう節はいつも私の中にあった)
レクベルさんの「いや、もしかしたらお客さんには聴きたくない人もいるかもしれないから、問答無用に押し付けるのではなくてお客さんの真意を諮りたい!」という意見も考えさせられる。
(私も確かにアンコール、ホントいらんよ…て思ったライブ、たぶん2,3回はあった)

どちらにせよ、なんだかお約束のようになってしまったアンコールタイムを再度問い直すビットールとレクベルさん。それもどんな皮肉か両者の意見はまさしくあべこべ。Recto Verso!!

でも表裏一体というように、両者にはやっぱり共通点があって。それは両者が「お客さん」を強く意識しているってこと。決して独りよがりにふっと浮いたアイディアではないってこと。

だからビットールさんのライブもレクベルさんのライブも音楽そのものの美しさを与えるだけでなくて、音楽の周辺にあるもの、ライブの中にある音楽以外の常識的なことをやっぱりなにかしら考え直すきっかけを与えてくれる。

それはときには難しすぎることもあるし、ときには「なんでそんなこといまさら?」ってときもあるけど、大演説を打つのではなくて、それとなくお客さんに意味深なメッセージを投げかけてくれる両者のライブは、押しつけがましさや鼻につくところがまるでなくて、むしろ「今日はどんなメッセージがあるかな?今日はどんなことを考えさせてくれるんだろう!?」て楽しみにしながら何度でも足を運びたくなるもの。

アンコールについて…
これからどちらの意見がよりお客さんとして共感できるか
両者のライブに通う中で考え直してみよう。

どっちが正しいってことはない。
でもどっちがより正しく聴こえるように説得するかは大事。

そしてその説得の根底にあるパワーの源こそが「愛」や「思い入れ」!!


というわけで
アンコールはアルバムにもCD-Rにも入っていない曲から(多分;)2曲。
ひとつは任天堂ゲームMOTHERをおもわせる快活で明るい曲で
もう1曲は子守唄のようにやさしくつつみこんでくれるような曲。

どうしてギター2本しかないのに…
ここまで幅広い音楽がつむぎだせるのであろうか。。

西中さんと春木さんの世界の根本原理へと通じる、内なる本性Naturの表象化でしょうか!!


終演後もサインタイムで大忙しのお2人!
<レクベル讃歌>を唄わないとね!!


恵比寿の駅近くに静かにたたずむバールのビールが世界一おいしいのはバールの空間が、そこで流れる音楽が、そしてライブを呼吸する奏者と聴衆の息遣いが、世界で唯一の調味料となってビールの中に溶け込むからなんだってライブが終わってやっとカラになったカップを見つめながら気がついた次第です。

2012/08/21(火) | ライブレポ | トラックバック(0) | コメント(0)

おとなの昼休みの遊び方

こんばんは、おはようございます、こんにちは!
いつかあらわれる白鳥の騎士様をまつエルダのように、
いつか来ると信じて新国立劇場から《ローエングリン》のアカデミックプランが届くのを待っている
おぺらお~です。

というのもなんと大学の掲示板に来月の《ローエングリン》とそのアカデミックプランについてのチラシが
貼られていて、「アカデミックプラン開始は5月21日を予定しています」…と書いてあったのです。
白鳥の騎士様は本当に、本日やってきてくれるのでしょうか?!

白鳥の騎士様を待っている間に、
昨日足を運んだライブの思い出話♪


昨日は渋谷のWasted Timeに、Recto Bersoさん出演のライブに行ってまいりました。
(ここで「ふーちゃんの誕生日ライブに行きました」とはいかないところが、
岡田りあんの私のなせるわぜです・笑)
(Recto Bersoさんのライブ、ふーちゃんライブとのダブルブッキング2回目)


なんではあるのですが…;

チャージが2ドリンク込とのことで、
せっかくなら開演より少し早めに行ってコーヒーでも飲みながら
ゆったり北杜夫でも読みましょう♪
これぞ「おとなの昼休みの遊び方」♪♪ららん♪

と目論んでいたら!!

今度は胃痛でもなく歯痛でもなく「腹痛」です!!

それも前夜3時ごろから6時ごろまで虫垂やられたかと思うほどの激痛に襲われ
→なんだおい、まさかふーちゃんの誕生日に作ったケーキにでもあたったか?!
→一睡もできず
→やっとまどろんで目が覚めたらお昼の2時。
→もはや開演前にコーヒーなんて悠長なことはできぬ
→そればかりか開演にすら間に合うか…

あわてて電車に飛び乗って大急ぎで渋谷に向かい、
なんとか開演ぎりぎりに会場に飛び込むことができました;

ライブの前には本を読むな!ということですな。…はいごめんなさい;
それにしても今回ばっかりは腹痛の原因が何かいまひとつ謎です^^;
(胃痛や歯痛はビットールさんへの畏怖の念です。はい)

今日のライブ出演者は
nal さん
Recto Berso さん
中西テルヲ さん

残念ながらnalさんの演奏は終わってしまっていた模様…。
nalってサミュエル・ベケットの『勝負の終わり』に出てくる、「ナッグ」+「ネル」みたいな感じで…(強制終了音・怒)

気を取り直して
コーヒー片手に席に着きます♪

会場のWasted Timeは私好みのレストラン兼ライブハウスといった感じ。
ビンテージテイストただようセピアな空間♪
南青山の曼荼羅や、恵比寿のイニッシュモアや、原宿のクロコダイルカフェなど…
軽食ついでに音楽を!…そんな気持ちで立ち寄れるライブハウス大好きです。
飾らないうえに仰々しくもないですしね!

Recto Bersoさんセットリストはこんな感じ…(またしてもうろおぼえですが;)
《Maria》
《Vision》
《My bird has flown away》
《Let me hold because I'm so sad》
《By the Way》
《The day of the day》
《She said so》

2本のギターからつま弾かれる魔法のような音楽たち。
すっかり元気づけられましたです*

ゆったりとはじまる《Maria》。青木さんのだみコーラスが素敵なのです…*

といいますか…
Recto Bersoさんの音楽を特徴づけているのが
この「声あるいは喉という名の楽器」だな…と思います。

もちろん、それがただがなり立てているのではだめですが、
Recto Bersoさんの音楽の中ではこの「楽器」が、
とても効果的に響いていて、
知らず知らずのうちに音の奥の奥まで引き込まれていきます。

歌詞も英語でつまりは「子音」重視。
人工的なイントルメントでは表現しえない「音」。
そんな「音」そのものが歌詞をまとってぶわっと迫ってくるような
そんな音楽。

まったく未知の世界で、
うまく言葉で表現することができないのですが、
アヴァンギャルドの密林から遠く離れた
新しい世界を客席に投げかけているようで…。

なんとも不思議な仕方で聴くものを魅了します♪

コンパクトにまとめられメロディと歌詞の相性がばっちりの
《My bird has flown away》☆
アニメかドラマの主題歌にもなりそうです♪

私のお気に入りは、雨をうたった
《The day of the day》(曲名不安;)

なんだかね、
雨降る田舎の一本道。
遠くからやってきた旅人に
素朴な村の少年が
無邪気に蕗の葉っぱを手折って
傘にしなよ、と差し出している…
そんなメルヘンが頭の中に展開しました。
とても微笑ましい情景として^^*

テノリエリさんの《雨のうた》も好きだしなぁ、私。
「雨」が好きなのかしら…。

でもそうかもしれません、リアルでもよほどの豪雨でない限り
傘刺さないで雨に濡れるのを楽しんでます。
とりわけ小糠雨や細く長く降る雨が好き!

♪The raindorps keep folling on my head♪
ってバカラックの曲もあった!

これから(今年は「もう」)雨の季節ですが、
湿っぽくなってもその「湿っぽさ」を楽しむぐらいの
心意気で乗り切ろうと思います♪


最後に音楽には触れませんが、
《She said so》!!

この前、5月のvalb showcaseでのこと。
曲名を
「She said そ~ぉお↑」
と発音してらした…そのイントネーションがツボでした!!
(いやもう絶対、ビットール命令な気がして・苦笑)


Recto Bersoさん、次回のライブ情報は
6月4日月曜日赤坂と
6月22日金曜日(だったかな)横須賀。

う…;金曜日はたぶんゼミが8時ぐらいまでかかるので
そこから横須賀に行くのはさすがに…テレポーテーションするほかない!!
テテテテテテテーーーー…ドシューン!(丸焦げ)


ライブは後半、中西テルヲさんの出番です♪
セットリストを別紙コピーして配られるという心配り*

しょっぱなから
《mitsubachi》

「mit sub ach i」と
怪しげなドイツ語モドキに分解して読もうとして脳内「???」となったワタクシ;

どう読もうと《ミツバチ》です(怒)

ギター2本のRecto Bersoさんと打って変わって、

ギター、ベース、キーボードにパーカッションの明るいバンド!
歌詞が明瞭で、聴いていてウキウキ♪

と言ってエロティッシュな《チーズケーキ》の重たいサウンドはいやになまめかしかったです*
ちょうど去年の今頃、ワタクシ、セックスレスがテーマのオペラを研究していて…
それと《チーズケーキ》のエロスが相まって脳内駆け巡りましたです;

これぞ「おとなの昼休みの遊び方」です***


私のお気に入りは《ai ai》と《かくれんぼ》♪
明るい曲想でありながらしっとりした響きが耳に心地よくて。
それが甘く切なく響くところにそこはかとないロマンシズムを感じました。

でも♪アイ アイ♪ってコメディアデラルテみたい*
とっても楽しげです♪
ちなみにドイツ語で「アイ」は「たまご」です(訊いてない)


MCでは金環日食のことも。

「太陽を望遠鏡で見ちゃいけません!」といやに意味深なことをのたまうテルヲさん。
…と思ったらテルヲさんの地元では望遠鏡や双眼鏡の類を総じて「望遠鏡」と呼ぶのだそうです*
(もう私、天然とシュールにはとことん弱いのですっかり魂持ってかれました**)

私も英検の面接で「あなたは星空観察しますか?…おお、お好きですか!望遠鏡持ってますか?」
と面接官から質問され、「望遠鏡」という単語を知らなかったのにすっとぼけて
「もってます!こうやってみると…(双眼鏡を構えるジェスチャー)なんてきれいなんでしょう♪」
と答えたことあります…;
グラスの数はいつでも奇々怪々です…。
そしてオペラグラスって双眼鏡とはまた違う扱いなのか、知りたいです;

ともあれ思いがけずすてきな出会いだったな*
また都合が合えば中西さんのライブ、行きたいです♪
(向こう予定されているライブは軒並み大学の講義とかぶって無理という悲しさ;
火曜日と金曜日だけは夜の10時とか夜の8時までかかるので厳しいです><;)
中西さんの音楽とMCのシュールに癒されたいです~!!

さて金環日食といえば!!

金環日食をなんとしても見届けようと決め込んだワタクシ、
しかし寝坊助なので7時半に起きるなんてまず無理、そこで!
徹夜すればよい!という安直な結論に至りまして。

一晩中ずっと…!!

Recto Bersoさんから頂いたCDを永久ループさせて聞いてましたです*
同封されていた名刺がまた凝っていて抜群のセンスで^^*
小事にもこだわるさりげなさに脱帽のあまりです。

金環日食を無事に体感し…ぼろぼろと泣き崩れながら意識を失い…

大学院の講義に15分遅刻してしまったのはナイショナイショ;
本末転倒の極みであります…。


次回の天体ショーは8月のブルームーンです!!
こんな年、めったになイヤー!!(やめろ)




…そして!!

たったいま確認してみたら

白鳥の騎士様がやってきましたです!!

無事にチケット確保…楽しみが増えましたです♪

2012/05/21(月) | ライブレポ | トラックバック(0) | コメント(0)

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